毛皮は肌触りが良く保湿性に優れ、デリケートな素材です。

ただ、毛皮独特の巻縫いという方法（縫いしろをとらず、突き合わせで縫い合わせる）で縫製されており、瞬時に強い力が加わるとほつれることがありますのでご注意ください。（補正が可能です）

また、火や熱、摩擦には弱い面があるますので、火気や表面への強度な負担は避けるようご配慮ください。

• ショルダーバックは肩の部分の毛を痛めますので、毛皮のときは手堤げのバックを。
• 香水は毛皮の変質を招くことがありますので、直接ふりかけないようにして下さい。
• 濡れたときは、手早く水分を拭き取って陰干しを（直射日光には当てないで下さい）

  ※コーヒーやジュースをこぼしてしまったら、まず拭き取ってなるべく早くクリーニングにお出し下さい。

• 泥などの汚れは、ぬるめの蒸しタオルをきつく絞って拭き取って下さい。

  拭き取った後は忘れず陰干しを。拭き取って落ちない汚れはクリーニングが必要です。

• 着用後は毛皮を逆さまにして軽く振ってホコリを落として下さい。汚れを防ぐとともに毛皮のふわっとした感じも保てます。

• 収納前にホコリを十分落とし、水で湿らせた布で汚れを取ります。その後、陰干しし、ブラシで毛並みを整えておきます。
• 収納するときは、湿気や直射日光を避けたところにハンガー掛けしておきます、防虫剤は毛皮に直接触れないようにしてください。
• 新建材のタンスでの保管は避けて下さい。接着剤からガスが発生し、変色の原因になることがあります。
• 保管中は時々陰干しをします。湿気は虫食いやカビ、変質の原因になります。

汚れが気になる方は、収納前にクリーニングを。

クリーニングに出すときは、次のことにご留意ください。

• 必ず毛皮用のクリーニングを指定。
• 汚れの個所や付属品の確認をしておく。
• ほつれや、破れがないか確認しておく。
• クリーニング後は多少風合いや色合いが変わることがあります。また、毛皮と繊維の伸縮度の差で、裏地が多少たるむことがあります。

レザーは非常に丈夫な素材です。しかし、火気や熱には弱い面も持ち合わせます。 また、パンチングなど特殊加工したものは、引っ掛けたり、部分的に過度の力が加わった場合には破れる場合もあります。 火気を避け、無理な負担がかからないよう注意のうえご着用下さい。

表革

• ホコリや軽い汚れは、乾いた柔らかい布で拭き取るか、柔らかい消しゴムで落とします。
• 雨や雪に濡れたときは、乾いたタオルで水気を取り、陰干しして乾かします。早く乾かそうと、熱風のドライヤーを使うことは絶対に避けてください。
• カビが発生したときは、応急処置としてはクリーナーで表面のカビを拭き取りますが、クリーニングに出す方が良いでしょう。カビは繊維組織の中まで侵入していますので、根本的に取り除くのが難しく、カビを発生させないように予防すろことが第一です。（湿気に注意し、時々陰干しして乾燥させましょう）

起毛革（スエード・ヌバッグなど）

• 着用後にはぜひブラッシングして、ホコリを落としましょう。
• 軽い汚れは柔らかい消しゴムで軽くこすり落としましょう。
• 濡れたときは、陰干しで十分乾燥させましょう。

• 保管の前に、汚れを落とします。その後、風通しの良い日陰で陰干しし、乾燥させます。
• 保管は、湿気のない直射日光の当たらないところにハンガー掛けしておきます。
  シワになると取れにくいので、詰めすぎないことが重要です。

皮革も汚れがこびりつく前にクリーニングしたほうが良いのですが、天然皮革は繊維製品を異なった特性をもっており、クリーニングで変化が生じることがあります。下記のことをご了承の上、皮革であることをはっきり伝えて、専門のクリーニング店にお出し下さい。

• 色に多少の変化が生じることがある。
• 部分的に色差が出たり、キズ等の痕が目立つことがある。
• 多少縮む等、サイズに変化が生じることがある。

カシミヤは、軽くて柔らかく保湿性にも優れた素材です、愛情をもった少しのお手入れが、その良さを保つ秘訣です、簡単なことから、ぜひ実行下さい。

表革

• 毛足しがありますので、火気には十分にご注意ください。
• 着用後は、柔らかいブラシで軽くブラッシングしてホコリを落としましょう。
• 濡れたあとは水分を拭き取り、陰干しして十分乾燥させましょう。湿気は虫食いの原因にもなります。特に、天然素材は虫食いが発生しやすいので要注意です。
• クローゼットに掛けるときは、シワにならないようににゆったりとお掛け下さい。

起毛革（スエード・ヌバッグなど）

• 着用後にはぜひブラッシングして、ホコリを落としましょう。
• 軽い汚れは柔らかい消しゴムで軽くこすり落としましょう。
• 濡れたときは、陰干しで十分乾燥させましょう。

• シーズンオフに保管するときは、必ずクリーニングにお出し下さい。目に見えない汚れが虫食いの原因になることがあります。
• 梅雨時には時々陰干しをして、湿気を取りましょう。
• 保管の場合は、特にゆったりと掛けておくようにしましょう。
• 防虫剤は直接触れないようにしておきましょう。触れると変質の危険性があります。

クリーニングは、カシミヤであることをハッキリ伝え、「デラックス級ドライクリーニング」とご指定ください。一般のドライクリーニングをすると、カシミヤの風合いが損なわれる場合があります。